第37回岩手日報社杯子供将棋大会(一関市)

竜王戦前夜祭および大盤解説会にいらした一関支部の高橋幹事長よりご連絡をいただきました。ありがとうございます。
ちなみに、今回の竜王戦で使用した駒&駒箱は一関の収集家の方からのご提供ということを伺いました。

昨年の参加報告はこちらです。
一昨年の参加報告はこちらです。

今年から息子は中学生の部に出ることになりますね。水泳の何かと重ならなければの話ですが。毎年、小学生の部に比べて中学生の部の参加者が少ないですが、今年は増えるといいなあ。

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日時 平成29年12月3日(日)12:30~16:00(実際にはもっとかかるかもしれません)
 受付 12:30~ 開会式 13:00~ 対局開始 13:15~
場所 岩手日報社一関支社ビル3階
参加費 無料
対局方法 スイス式トーナメント5回戦
入賞 小学生・中学生 各6位まで
その他 参加申し込み先は別紙申込書にて一関支部幹事長 高橋成需様までFAX送信願います。
    ( 申込用紙がなくても、「学校名」「学年」「氏名」の3点)
締め切り 12月1日(金) FAX 0191-46-3646
問い合わせ ℡090-1932-5117(高橋幹事長様)
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第34回東北将棋大会・大仙市長杯争奪戦

 本日、県央支部団体戦に参加されたY田母様より情報を寄せていただきました。
「今年度」としての「ネット情報」としては最速なのかしら?え~、それってどうなんだろ……。

日時 平成29年11月12日(日)
 受付 8:20~8:50
 開会式 9:00  対局開始 9:30

会場 西仙北ぬく森温泉「ユメリア」
 秋田県大仙市刈和野字北ノ沢5-4
 電話 0187-87-3100

対局方法 
・名人戦の部 招待選手及び地元選手(要項がでているそうです)
 ・一般の部 A級(三段以上) B級(初段・二段) C級(級位者)
 ・小学生の部(小学生以下も参加可能)
  5回戦・点数制・持ち時間15分秒読み30秒
◆ プロ棋士の先生の指導対局があります。
(追加情報:阿部健治郎七段だそうです)

参加費(昼食・特産品参加賞含む)
 ・一般・大学生 1500円
 ・高校生    1000円
 ・中学生以下   500円

表彰 6位まで

申し込み 当日会場で受付します。

問合せ先 電話 0187-75-1115

※ 東北将棋大会団体戦・個人戦が同時開催されます。
詳細は要項が出ているらしいです。

参加報告:第10回記念ごきげん将棋大会(一関市摺沢)

 本日は一関市摺沢駅隣接室蓬ホールで開催された標記大会に参加してきました。
 一局一局が充実していて時間がかかるので、5回戦で決着するように48人限定にしたところ、昨年は20人ほどの参加を断ることになり、今回のB級新設につながったそうです。それでA級48名、B級20名の大所帯の大会に。

 A級に至っては、青森・宮城・山形からも強豪小中学生が集結。迎え撃つ岩手の小中高生も全国レベル集結。もちろん大人のみなさんは「若造にデカい顔をさせるか」という東北屈指の強豪の皆様。水泳にウェイトを置いている中学生には、負けても負けても強い方が出てくる厳しすぎる大会なのです。ここまでくれば逆に「ごきげん」です。

 B級の方もなかなかです。女子は娘を合わせて6人。そのうちお三方は高校団体戦で全国三位になった一関一高校のみなさんだから、そういう方々の胸を借りられてうれしいですねえ。最年少は小学2年生2人。女子最年少は小3。ここまでならA級に比べて牧歌的でいいなあと思うのですが、申し込みが遅くなってB級に回らざるを得なくなった強豪の方がちらほらと。羊群にいつの間にか狼が混じっていた感じ?娘もそんな中で戦います。

 今年のゲストは中川大輔八段。今年はなんとA級優勝者だけでなく、B級優勝者とも平手ガチンコ対局が組まれるそうです。おおお、娘にやってほしかったなあ。

 ところで、今回、10回記念ということでA級対局すべてで天童は中島清吉商店の豪華な駒を特注でそろえたということなんですが、
菱湖(りょうこ)、
菱湖
錦旗(きんき)、
錦旗
水無瀬(みなせ)、
水無瀬
源兵衛清安(げんべえきよやす)
源兵衛清安
という4書体・御蔵島産の黄楊(つげ)で作られた駒が各6セット勢ぞろいというだけで驚きですが、ガチンコマッチで使用するのは、すんごく高級な駒箱。
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対局で使った駒が悪魔超人だとすれば決勝の駒箱は悪魔将軍です(もっとマシな喩えはないのかよ……。)おおおおお。

 午前2局終わった時点でお昼ご飯。我が家は4回目出場という地の利を生かして、お友達と中川先生を誘ってお弁当タイム。まあ、一昨年に中村修先生ともしましたけどね。中川先生におかれましては、毎年1月2日におば様のお自宅での新年会にズカズカとお邪魔して指導対局をしてもらいながらご馳走(とりわけ炊き込みご飯のお握り)をたらふくいただいております。来春もぜひお願いしますという話をさせていただきました。他にも竜王戦のお話もできてうれしかったです。

 さて、スイス式なので午後は同じ勝ち星のリーグに入って戦うので、息子は午前2敗のリーグへ……な、な、な、なんだあ!周りみんな強い方々ばっかり!負けても負けても強い人が出てくるとは言いましたけどね、まさかここまでとは……。そんな地獄のA級に対し、比較的穏やかなB級での4回戦までを早めに終えた娘は中川先生に4枚落ちのご指導をいただきました。しかし、どうすれば勝てるのかをその都度先生方に教わり、娘は娘なりに覚えているのにも関わらず勝てないもんだなあ。将棋の奥深さを感じずにはいられません。これもまたB級の特権なんですよね。

 さて、今回の優勝賞品は、賞状に盾と米100キロと「竜王パン」に中川先生との平手対局権ウィズ超高級駒箱。
IMG_6967.jpg
 そりゃあ、こんなライクザグランドチャンピオン大会で優勝するのですから、別格・破格の賞品です。キリ番だと10キロの米が当たるのです。そう、それが40位であっても!そして、全員にごきげんなお持ち帰り賞品があるのもこの大会の大きな特長です。しかも、ななななんと!今年は会場にいた引率のご家族にもチャンスがあるというものすごさ。(お母様方お二人に10キロのお米が当たりました。)
 もちろん、我が家はごひいきにされている(ありがとうございます)特権を生かしましてプロフィール写真用の「竜王パン」写真を撮りましたわよ。
IMG_6978 - コピー
「王将」「飛車」「竜王」ときて、次は何かと迷いますが、どうも娘にお年頃の羞恥心および父親への反抗心が生じてきておりますので、プロフィール写真更新はこれにておしまいになる可能性大。反抗がマックスになればこのブログ自体が消滅するので、みなさまご覚悟を。

 この大会を運営された一関ごきげん支部の皆様、大変ありがとうございました。その気になれば自ら出場して芸能界でいうところの「大橋巨泉のゴルフ大会」状態にできる皆様方の1年にわたるご準備と献身的な当日運営で、大変充実感をもって、まさに「ごきげん」な気持ちで会場を後にすることができました。当ブログが参加者集めに微力ながら貢献ができたと伺い、大変うれしく思っておりました。来年以降もぜひ参加させていただきたいです。

第29回北上団体戦(北上市総合福祉センター)

本日のごきげん大会で北上支部の及川先生よりご案内を受けました。
昨年は午後からの開催だったのですが、今年は一昨年までと同じように午前中からの一日開催となります。
昨年の大会参加報告(午後からの半日)はこちらです。
一昨年の大会参加報告(午前からの一日)はこちらです。

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日頃の練習の成果をためしてみませんか?
気の合う仲間どうしの三人一組でチームを組んで、団体戦に参加してみましょう。
勝っても負けても、5試合対局できます。(1局不戦勝の場合あり)
皆さんのご参加、お待ちしております。

会場 北上市総合福祉センター(北上市常盤台2-1-63)
日時 平成29年11月26日(日) 受付9時~9時40分
 開会式 19時45分~ 試合 10時00分~ (終了予定夕方5時ごろ)
参加費 一般(成人)一人1500円 学生(大学生・高校生・中学生・小学生)一人500円
 参加費はチームで3人分まとめてお支払いください。(当日)
 ※個人エントリーの方は個別に受付・参加費をお支払いください。
 (昼食は、お弁当を用意いたします。付き添い、見学の方にも、ご希望の方には500円でお弁当を用意します。受付の方にお申し出ください。)

参加方法について
 お一人での参加、1チーム二人での参加(ひとり不足)歓迎します。
 ①三人でチームを作ってエントリー(そのまま参加いただけます)
 ②二人でチームの母体を作ってエントリー(足りない1人を個人エントリーの方から補充します。)
 ③一人で個人エントリー ⇒二人しかいないチームに補充参加 あるいは 個人エントリーの方と即席のチームを作って参加

試合方法 
 1 スイス式トーナメント5回戦
 2 持ち時間15分 使い切ったら30秒以内(秒読み短縮の場合あり)
 3 大将・副将・先鋒どうし対戦。2勝以上でチームの勝利になります。(大将の振り駒で副将・先鋒の先手・後手も決定)
 4 反則は即負けとします。両対局者以外は指摘を禁じます。
 5 千日手は先後を入れ替えて、持ち時間そのままで、対局時計の位置を変えずに即再対局。千日手2回で抽選にて勝敗決定。
 6 入玉消費は27点方を採用。同点は後手勝ち。*千日手・入玉の際は、大会事務局の裁定を仰いでください。
 7 順位の決定方法
  ①チームの勝ち数
  ②チームのソルコフP(対戦チームすべての勝ち数合計・不戦勝の場合は2.5P入ります)
  ③直接対決の勝者
  ④選手の勝ち数合計
  ⑤大将の勝ち数~副将の勝ち数(不戦勝は3-0勝ちの扱いとします)
  ⑥抽選(くじ引き)
*原則、最後に残った対局は、感想戦なしで直ちに次の試合に進めます。大会の迅速な進行にご協力お願いします。

以上 北上団体戦事務局 主催 日本将棋連盟北上支部

第2回名人戦将棋大会inイトーヨーカドー花巻店

東和まほろば支部の佐々木先生に内容を確認しました。前回と(女性の部新設以外)ほぼ同様だということですので、それに合わせて上書きすることにします。
竜王戦大盤解説会と重なりますが、そちらは何時間でも考えられる大人の方や上級レベルの皆さんにお任せすることにしましょう。……とはいうものの、地元への義理もあるから、まだ悩む……。平山先生にはこっちに出てOKと言われたものの……。

前回お寄せいただいた大会参加報告はこちらです。

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日本将棋連盟東和まほろば支部
第2回名人戦将棋大会inイトーヨーカドー花巻店

期日 平成29年10月29日(日)
 受付 9:30~10:00  開会式 10:00
会場 イトーヨーカ堂花巻店ぷらっと花巻
 (花巻市下小舟渡118-1 ℡0198-23-7200)

部門 大人の部(中学生以上) 子供の部(小学生以下) 女性の部
対戦方法 スイス式5回戦得点法・持ち時間20分秒読み30秒と思われます。

 ※定員:大人の部と子供の部と女性の部を合わせて40名(先着順)
 ※会場の都合上、10月22日までにお申し込みください。
参加料 無料(昼食は各自ご用意ください)

申込・問い合わせ 日本将棋連盟東和まほろば支部支部長 佐々木孝雄先生
 ℡・FAX 0198-42-2823(090-8784-3998)

大会報告をいただきました:第三回天童イオンモール小学生将棋王争奪戦

 Y田母様より標記大会の参加報告をいただきました。ありがとうございます。また、遠くまでお疲れ様です。
 下記の通りで大丈夫ですか?もし訂正が必要なところがありましたらご連絡ください。

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第3回天童イオンモール小学生将棋王争奪戦の参加報告です。

初級59名、中級23名、上級24名。
上級の上位4名は翌日の全国大会に参加できるので、上級参加者全員メッチャ気合い入ってました~。
岩手からは4世帯6人の参加だったと思います。

予選4回戦戦い、準決勝の4人を選びました。予選は2階の部屋でしたが、決勝は1階に特別ステージがあり、木村一基九段と上田初美女流三段の大盤解説付き!
木村先生の開設、すごく分かりやすかったと息子が喜んでいました。
木村先生の詰将棋クイズラリーがありましたが、超難しい詰将棋3問。解いてくださいませ。

※「コメント」に答えを載せておきましたので、答え合わせにご活用ください。
 また、K岡様よりヒントもいただきましたので、それもあわせて載せます。

【7手詰めヒント「頭金の形を作ろう」】
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【9手詰めのヒント「打ち替えの手筋」】
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【11手詰めのヒント「香車のラインは消しちゃダメ」】
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帰りは、「3月のライオン」スタンプラリーを制覇して、ユピアという温泉施設にて入浴して帰りました!
息子が「あー、天童に住みたい……。」とつぶやいていました。本当、将棋好きにはたまりませんね。
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 そうですよねえ。でもお互い父ちゃん母ちゃんが今の仕事でがんばっていくと決めたのだから、我慢してもらいます。宝くじで5億円が当たったらいつでも引っ越してやらあ!買ったことないけど。
 でも実は、うちの子たち、一度として「天童に住みたい」と言ったことがない……(涙)。

 しかし、全国大会の速報を見たけど、やっぱ全国って広いし、代表って鬼のように強いのね……(震)。

徒然日記(平成29年10月1日・追加あり)

昨日9月30日は、紫波グリーンホテルで棋士会将棋フェスティバルが開催されました。実行委員会のみなさま、大変ありがとうございました。
わが家は法事で出られなかったのですが、参加者は100人を越えたとお聞きしました。子どもたちの参加もたくさんで、多分イベント初参加だろうと思われるお子さんもたくさん見受けたということでした。
イベントは、梶浦四段と甲斐女流五段の公開対局に始まり、ぐるぐる多面指し指導対局やサイン会が並行しておこなわれ、スムーズながらサービス旺盛なために、かなり時間を押した大盛況だったそうです。県連様HPのツイッター受信発信コーナーに結構写真入りで紹介されているので、ご覧になってみてください

で、わが家は法事だったのですが、午後6時からの後夜祭には娘と父とで参加できました。先生方、お疲れのところだったと思いますが、がっつきを抑えられない姫父のサイン攻め、娘との記念撮影、雑談、ぬいぐるみままごとに笑顔で応じてくださいました。娘は梶浦先生の指導対局も受けることができました。本当にありがとうございました。
 将棋界近年最大の流行語を生みだした佐藤紳哉先生、何度も岩手に来てくださっているのに初対面です。もし頼めるなら「駒たちの躍動」と色紙に書いてもらおうと思っていたら、頼まなくても「躍動する駒たち」と書いていただきました。あまりに感動して「駒」の上に「こっ」って書いてもらうの頼むの忘れました。「躍動するこっ駒たち」にしてもらいたかったー。分かる人には分かりますよね。
 サイン用の色紙を入れたバッグは、もちろん発売されたばかりの「3月のライオン」特装版13巻についているリスポッケ先生おでかけエコバッグ。当然じゃないですか。特装版付録を保存するようなうちではございませんし、ましてや通常用・保存用・予備を買いそろえるようなセレブじゃございません。同じように準備したお母さまがいらっしゃいましたよ、お互いイエーイ!ただ、お互いに間違って持ち帰らなくてよかったですねえ。多分中身もおんなじでしょうけど。
プロ棋士の先生方だけでなく、県や各支部の先生方や親御さん方ともお話ができました。いち早く「そりゃすげえ」という情報も得ましたが、解禁前にだだ漏れするわけにはいきませんので、アンテナを高くしておいて、解禁と同時に発信できることをめざします。
 その中も私にとってのベストヒットは、飯島栄治先生との「盤上の向日葵」談義でした。もちろん、持参した単行本にサインをしていただきました。その内容を「コメント」に記載しておきます。ネタバレしないように気をつけているつもりですが、勘づく人は感づいてしまうかもしれませんので、これから読むという方は、コメントはまだ見ない方がいいかもしれません。いつか、できるだけ多くの方と「盤上の向日葵」談義ができればうれしいです。とりあえず、息子は今「マスカレードナイト」を読んでいるから、それを読んだら読ませるとするか。
 飯島先生はそろそろNHK杯出場者として放映されるらしいです。あの自信ありそうな顔、さては勝ったのでしょうか?でもうちにはテレビがないんだよなー。実家に録画を頼むか。
【ここから3行追加】
 いや、違う、読めた、わかった!これは対局前の対戦者インタビュー「意気込みを教えてください」に対して、おそらく「盤上の向日葵」をぶっこんだんだ!「盤上に向日葵が咲くような勝負を目指します」とかって。ならばなおのこと見ねば!おお、10月22日(日)、相手は康光会長です。た~の~し~み~♪(←ハードル上げすぎ?)

 というわけで、大船渡に帰るために、閉会の前に会場を後にしました。翌日は、娘は休養で、息子は地元の「第2回竜王戦記念大会」へ。25人参戦、気仙外からの参戦は女流がお一人だけ。中学1年の息子が最年少。むー、みんな登米にいっちゃったのかなー。
 そこで竜王戦に関する情報を渡辺支部長からいただいたのは別記事の通り。前夜祭は金曜夜のことになりますが、ぜひ皆さん奮ってご参加いただければと思います。でも、支部長が「渡辺竜王や羽生さんと記念撮影ができるのは前夜祭だけ。翌日以降はもうチャンスがありません。」とおっしゃってましたけど、「3月のライオン」の獅子王戦前夜祭シーンを見る限り、前夜祭でもそこまでチャンスがあるかなあ……。これはなおのこと、ゲストでいらっしゃるプロ棋士の先生方がどなたになるか気になります。(飯塚先生が大盤解説であることは分かるのですが。)

第30期竜王戦第2局前夜祭と大盤解説会の見どころ(2017年)

 以前、ここには「第30期竜王戦第2局(岩手県大船渡市)前夜祭・大盤解説会」の日程などの情報が記されていました。第2局も大盛況のままに終了いたしましたので、情報が書かれたままだと、今後の予定と混同して紛らわしい目にあう人がいるかもしれませんので、その辺は削除しておきます。
 ただ、この下の「第30期竜王戦の見どころ」は、われながらがんばって書いたので、残しておきます。竜王戦を検索した時に、なにかのはずみで初めてこの記事に迷い込んだ方は、これも何かの縁だと思って、以下の記事を読んでみてください。

☗☗☗☗☗☗将棋キッズのパパママのための☗☗☗☗☗☗
☗☗☗☗☗☗竜王戦・大船渡対局のみどころ☗☗☗☗☗☗

 2017年10月28日(土)・29日(日)の2日にわたって、大船渡市リアスホールで第30期竜王戦第2局が開催され、あわせて27日(金)の夜には大船渡プラザホテルで前夜祭が執り行われます。
 ところで、竜王戦と言っても何がどう見どころなのか、それのどこがすごいのか。特に最近親子で将棋に興味を持ち始めた皆さんには、まだ分からないことがあるかもしれません。
 そこで、そんなみなさんより少しばかり早く子どもが将棋を始め、その影響で少しばかり早く将棋に興味を持ち始めた姫父が、親御さん目線での竜王戦の魅力を紹介いたします。
 したがいまして、将棋の世界につかっている方々にとっては「何をいまさら」程度の内容です。始めたばかりのお子さんに「お母さん、くわしー!」、「お父さん、ものしりー!」って言ってもらえるのを目指して作文しました。読んでみて多少興味を持ちましたら、ぜひ親子で前夜祭&大盤解説会にいらしてください。


【はじめに】

 2017年、一気に大ブームになった将棋ですが、その牽引役になったのは、第1にプロデビュー後29連勝を達成した「藤井聡太四段」、第2にアニメや映画が公開された人気マンガ「3月のライオン」であると言って良いでしょう。ブームに関係なく将棋関係者の皆さんは地道に啓蒙活動をしてきたのは確かです。とは言うものの、将棋のルールを知るより先に「藤井四段」と「3月のライオン」を知り、そこから将棋を覚えたというお子さんはとても多いのではないでしょうか。

 さて、「藤井四段」と3月のライオンの主人公「桐山零」には大きな共通点があります。それは「中学生のうちにプロ棋士になった」ということです。現在の規定では、原則として奨励会というプロを目指す棋士同士の戦いに競り勝ち、最終的には過酷な「三段リーグ」で上位に入った人だけが四段=プロ棋士になれます。そこで戦う人たちはちょっとやそっとの人たちではありません。アマチュア全国大会なら優勝するくらいの力があります。そういった人たちの戦いの中、四段に昇格できるのは半年で二人、1年間で四人だけです。そんな中、中学生でプロになるとなれば、とてつもない(努力も含めた)才能の持ち主だと言うことが分かると思います。

 その「中学生棋士」ですが、現実の世界では藤井四段の前には4人だけ存在します。テレビ番組などで人気の加藤一二三九段、近年に紫綬褒章を受章した谷川浩司前連盟会長、そしてあと二人が、今期の竜王戦で七番勝負をするお二人です。


【対戦者について】

 現タイトルホルダーとして挑戦者を迎えるのは、渡辺明竜王(棋王との二冠)。1984年生まれの33歳。1987年に現在の「三段リーグ制度」になってから中学生プロになったのは、藤井四段の前には渡辺竜王だけです。20歳で初のタイトル「竜王」を獲得し、そのまま5期連続で竜王位を保持し、現在までに「永世竜王」の名を持つ唯一の棋士です。それから9連覇の後、一旦は竜王から陥落し、再び奪還するまでに別のタイトルもいくつも獲得しましたが、この方ほど「竜王」という称号が似合い、また、「竜王」ほどこの方に似合う称号はありません(断言)。渡辺竜王の人物像は伊奈めぐみさん(奥様)が描いた「将棋の渡辺くん」というマンガで、その天然っぷりを知ることができますが、実際にお会いすると、大変温和で気遣いができる方だと言うことが分かると思います。

 挑戦者は羽生善治棋聖。1970年生まれの47歳。少なくとも親御さんの世代では、将棋という言葉を知っていれば、ルールを知らなくてもこの名を知らない人はいない、「将棋」と言う言葉の代名詞と言って過言ではないと思います。現在のタイトルは「棋聖」ですが、先ほど竜王で使ったフレーズを用いれば、この方ほど「名人」の称号が似合い、「名人」ほどこの方に似合う称号はありません。将棋界を鑑みれば残念なことですが、世間一般の認識として「将棋の名人は誰?」という問いに「佐藤天彦」という正解より「羽生善治」という答えが多く返ってくると思います。また、かつて「七大タイトル」を同時に保持し、現在までに竜王を除く「永世六大タイトルホルダー」で、竜王もあと1回取れば「永世」の名を手に入れられるところまで来ています。

 その二人によって、今年の「竜王戦」という頂上大会の決勝戦が行われます。


【竜王戦について】

 つい最近、将棋のタイトル戦は「叡王戦」が加わり「八大タイトル」になりましたが、まだまだ世間的認知としては今いちだし、だいたい、仮に今回羽生棋聖が竜王になり、「念願の永世七冠達成!」と盛り上がりたいところに「まだ叡王が残っている」と水を差すのもどうかと思うので、とりあえず、「七大タイトル」についておさえましょう。

 将棋の「七大タイトル」は竜王・名人・王位・王座・棋王・王将・棋聖。その中において、「竜王」と「名人」は別格とされています。
 竜王戦は他のタイトル戦と比較したときに、特長的なことが二つあります。

 一つ目は、「プロアマ男女問わず、すべての棋士にその年の竜王になるチャンスがある」と言うことです。極端な話、今これを読んでくださっている方のお子さんだって「アマチュア竜王戦県大会」「全国大会」「竜王戦6組」「挑戦者トーナメント」「竜王戦七番勝負」で(原則)負け無しで勝ちあがれば竜王になります。それまでに30戦以上するようだろうけど。それに対し、例えば「名人」になるチャンスがあるのは、前年度名人とその年のA級棋士10人だけです。藤井四段を例に出しますが、(本当はいやなんですけどね、「もしこれから藤井四段が無敗だっタラレバ」話。)名人になるためには、たとえ無敗だったとしてもC2→C1→B2→B1→A級→1位が名人挑戦で、最低6年かかります。それに比べて、今年デビュー後すぐに勝ち進んだ竜王戦挑戦者トーナメントにそのまま勝ち進んでいタラ、今年にでも竜王になるチャンスがあったのです。(本当、嫌いなんですからね、このフレーズ。わかりやすいから使うだけで。)だから、竜王は「その年最も強い棋士」と言っても過言ではありません。

 二つ目は「対局料・賞金が破格に高い」と言うことです。挑戦者決定トーナメントにもその金額が書いてあるのでいちいち取り上げませんが、竜王の座を獲得すれば4320万円。次に賞金が高い名人が2000万円ということを考えると、どれだけすごいかが分かると思います。メインスポンサーは読売新聞社で、その誇りにかけて運営していることがうかがえます。

 今までも何度か岩手各地でタイトル戦を誘致し、開催されたこともあり(5年前の宮古名人戦で羽生先生と初めてお話ができました。)、どれもすばらしいことと思います。そのことを踏まえると、それにさらに「別格」のオーラをまとう「竜王戦」が大船渡で開かれることがどんなにすごいことかを感じ取ることができるのではないでしょうか。


【過去の激戦】

 これだけの大タイトル戦ですので、今までも名勝負と呼ばれる対局がいくつもありました。しかし、その中でも別格の年がありました。2008年、奇しくも渡辺竜王と羽生名人の対戦でした。

 渡辺竜王は初の竜王獲得後に三度の防衛を果たし、次も防衛すれば「連続5期竜王」と言うことで「永世竜王」の座がかかっていました。それに対し、羽生名人は1994年の連続5期での永世棋王獲得を皮切りに永世タイトルを獲得し続け、2006年に通算10期で永世王将、さらに2008年春に通算5期で永世名人を獲得し、「永世六冠」になりました。残るは「永世竜王」、しかも今まで竜王通算6期。「永世竜王」の条件は「連続5期」あるいは「通算7期」です。つまり、お互いに史上初の「永世竜王」がかかり、しかも羽生名人には「永世七冠」という前人未踏(まあ、永世六冠の段階ですでに前人未踏なのですが)の記録がかかっていました。

 渡辺竜王の永世竜王にも期待がかかりますが、やはり人々の期待は羽生名人の「永世七冠」により多く集まります。しかも当時の渡辺竜王にとって羽生名人とタイトルをかけて戦うのは初めてのこと。渡辺竜王にとっては今も子どもの頃も自分にとってのヒーローである棋士との戦いですから、勢いは羽生名人の方にあります。初戦から3戦は、渡辺竜王本人も完敗と語るほどの圧倒的な内容で羽生名人が勝ちました。ところが、このままストレートで羽生永世七冠誕生かと思われた4戦目から3戦連続で渡辺竜王が勝ちました。どれも土壇場からの逆転と言える内容だったと言えます。

 最後の7戦目、これも逆転に次ぐ逆転で、隣の部屋に控える多くの記者たちは「このタイミングで羽生永世七冠か」と何度も踏み込みかけたそうです。しかし、最後は渡辺竜王の逆転勝ちで深夜まで及んだ激闘は終わりました。3連敗からの逆転4連勝はタイトル戦史上初のことで、これ以降も未だにありません。棋譜そのものは「好手が勝ちにつながった」というよりは「悪手で逆転を許した」ことの連続だったらしいのですが、そこがなおのこと「生身の人間でなければ指せない」ドラマとして、竜王戦史上のみならず、平成、戦後、神武以来の名局ナンバーワンとしてあげる人が多い対局です。

 2008年と言えば私の息子が生まれた年で、私もまだ将棋を全然知らなかったのですが、このエピソードを渡辺竜王の言葉で紡がれた「永世竜王への軌跡」の中で知り、読み返すたびに心が熱くなります。生で見た人たちの感動はいかばかりか。ちなみに、この第7戦を含み、この時の多くの局面が「将棋の純文学・矢倉」。息子と二人でこの本で何度も棋譜並べをやったなあ、しみじみ……。

 その後、2010年にも同じ2人で竜王戦が行われましたが、その時も渡辺竜王が4勝2敗で防衛。羽生先生はそれ以降竜王戦七番勝負から遠ざかり、渡辺竜王も一度、竜王の座から陥落しました。しかし、渡辺先生は竜王に返り咲き、今回久しぶりに挑戦者になった羽生棋聖を迎え撃ちます。羽生先生、再び「永世七冠」の座に挑戦です。その伝説の再現が大船渡で開催されるなんて、夢のようです。


【大盤解説会をどのように楽しむか】

 せっかくの機会なので、大盤解説会をどう楽しむか、「私や子どもたちだったら……」ということを3点記して見ます。

① 最新の指し方を研究できる!
  将棋の研究は日進月歩。上に書いたような「将棋の純文学・矢倉」は、最近のタイトル戦では残念ながらなかなか出てこないようです。(※後註・竜王戦大船渡対局は「矢倉(矢倉対雁木)」になりました!)最近よく聞くのは、「横歩取り」、「相掛かり」、「角変わり」と言った言葉でしょうか。良くわかんないのですが、どうやら相居飛車戦で見られる序盤からの攻め重視の対局のようです。なんでよく分からないのかというと、息子も娘も矢倉と舟囲いを勉強した後は、振り飛車党に切り替わってしまったからです。だけど、「今一番勝てる」はずの戦い方を2人とも考えてくるはずですので、リアル棋譜並べのつもりで臨んでみればいかがでしょうか。

② 「次の一手」で頭を鍛えられる。
  現地大盤解説を担当するのは飯塚祐紀七段(後註・実際には金井恒太六段でした。)。岩手をこよなく愛し、子どもたちをこよなく愛し、初級者が好む棒銀戦法の研究家として知られています。現役棋士として一番岩手に来てくださっているんじゃないでしょうか?話の内容はやさしく明快。良いところで「次の一手」を出題してくださることと思われます。ぜひ果敢に怖がらずに「私はこう思う」という答えを挙手して言いましょう。好手だったら誉めてくださるし、ダメならダメでなぜダメなのかを明確に教えてくださると思います。まだ分かりませんけど、聞き手役に女流棋士の先生もいらっしゃるはずです(後註・本田小百合女流三段でした。)。今まであった女流棋士の先生は「なんでこんなに上手なの?」と思うくらいみなさん話が聞きやすい。これから将棋が強くなりたい女の子にとっても憧れの模範になること間違い無しです。

③ おやつの話で盛り上がる。
   「そんなんでどうする」とは思いますが、結局、私もここなんだよな……。最近流行の「将棋めし」。対局がライブ中継されている中で、どんな昼食やおやつを食べているかが視聴者の間で話題になることが多いです。竜王戦に関しては、対局中の食事は「10時のおやつ」、「12時の昼食」、「3時のおやつ」です。1日目の夕食は封じ手の後に食べますし、2日目は3時のおやつの後は終局まで食事なしです。傾向から言えば、10時のおやつは開催地の名物菓子(まんじゅうやパイなど)、昼食はそれぞれ注文(カレーやハンバーグセットなど)か2人とも松花堂弁当、3時のおやつは温かい飲み物(コーヒーや紅茶)と選択したケーキと言うことが多いようです。で、「大船渡の名誉がかかっているけど大丈夫かなあ」と心配して渡辺支部長にうかがってみたところ、まさしく杞憂、大船渡の商工会議所やら商業組合やらに声をかけ、銘菓・名物・旬の物を取りそろえ、「これぞまさしく大船渡」というものをバーンと打ち出す準備万端らしいです。大変失礼いたしました。でも、これで楽しみが増えましたよね。「これぞ大船渡」って、なんだろ?あれかな?これかな?ってことは、リアスホールの一角に特設でお土産コーナーができるのかな?「竜王と同じものを買って食べた-!」みたいな盛り上がりもいいもんだと思いますよ。


【最後に……これだけはぜひ知っておいていただきたいです】

 このたび対局をする渡辺竜王と羽生棋聖には大きな共通点があります。
 それは、二人とも常に「東日本大震災からの復興」について考えていてくださり、発信してくださっているということです。
 毎年JTが主催している「東日本大震災復興プロジェクト」では当時の棋士会会長である佐藤康光九段(現連盟会長)指揮のもと、多くのプロ棋士の先生方がいらっしゃいますが、その中でも「イベントの顔・目玉」としてイベントを盛り上げ、実際に被災地の現状をその目で確かめ、渡辺竜王はブログで、羽生棋聖は雑誌インタビューなどで「風化させない」という思いを発信しています。また、渡辺竜王の奥様・伊奈めぐみさんはマンガ「将棋の渡辺くん」①~②巻の印税をすべて東日本大震災の復興のために寄付してくださっています。

 将棋という世代を問わない国民的趣味の第一人者として君臨する二人が、「震災」「復興」という言葉を発しただけでも意識が向く人が増えるでしょうに、使命のように率先して発信して、ご自身の対局で忙しい中、何度も被災地に足を運んでくださる姿を見る度に勇気をもらってきました。

 昨今の将棋ブームの影響で、初めて将棋に興味を持ちだし、渡辺竜王や羽生棋聖の存在が視野に入ったという人もいると思います。こういうことを話している我が家でさえ、息子が将棋を始めて家族で将棋に興味を持ちだしたのは震災から約1年後です。だけど将棋界、とりわけ渡辺竜王と羽生棋聖はそのはるか前、震災直後から被災地に思いを馳せ、できることはなにかを考えて実際に行動に移してくださいました。岩手県沿岸部という被災地にも何度かいらしていて、今回、大船渡で対局が行われるということに対しても、タイトル戦という以上の思いを持っていてくださるはずです。

 だから、今回大船渡に渡辺竜王と羽生棋聖をお迎えするに当たっては、我が家については、気持ちの上では「有名人が来た」「強い人が来た」というだけでなく、「被災地のことを大事にしてくれていた方々が来た」「今まで被災地にたくさんの勇気をくれた方々が戻ってきた」という思いを一番に持ちたいと思っています。これを読んだくださった皆さんに「同じ思いで迎えろ」と言うつもりはないので、せめてお二人のこれまでの「復興活動」というご活躍のことを頭の片隅に入れておいていただければうれしいです。そして、前夜祭ではできるだけ多くの方々によってお二人をお迎えできればと願っております。

 ちょっと書くつもりだったのが、思いの外長くなりました。ここまでおつきあいいただき、ありがとうございました。

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第47回全国支部対抗戦岩手県予選(紫波町)

 今日の竜王戦記念大会で連絡を受けました。聞くところによると、3人一組の団体戦で、これは支部の名誉をかけた精鋭の方が選抜されると思うのですが、個人戦は「どなたでも」参加できます。もちろん日本一を狙えるような高段者も参加なさいますが、そういう方と手合わせの経験を積みたい2級~二段あたりの若い棋士さん方の参加も望んでいるのだそうです。ということは、早々に玉砕しても、交流戦みたいなことはしていただけるのかな?各支部で取りまとめ、11月3日締め切りで県連に申し込むそうですので、希望者はそれぞれの支部の代表の方にお問い合わせください。

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1 期日 平成29年11月19日(日) 8:30~9:20受付  9:30開会式

2 会場 紫波グリーンホテル

3 参加資格 日本将棋連盟支部会員
  個人戦(どなたでも)  団体戦(三段以下 1チーム3人)

4 参加料 昼食付 一般1000円  学生500円  (団体戦は3人分)

5 特典 個人戦優勝1名、団体戦優勝1チームは来春開催予定の東日本大会に派遣

6 申し込み期日  11月3日(金)必着 (支部代表の方が取りまとめます)

7 問合せ先 県連事務局 岡島正人さん 080-3361-0677
  ※あくまで県の窓口です。できるだけ各支部の代表の方にお問い合わせください。
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anagumahime

Author:anagumahime
中1の息子と小4の娘、
☗将棋を愛する2人の子どもを応援する父親です。
岩手で暮らしています。

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