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大会報告:将棋日本シリーズテーブルマークこども将棋大会東北大会(仙台市)
2016年06月26日 (日) | 編集 |
 6月25日(土)、仙台は夢メッセ宮城で開催された標記大会に参加してきました。息子が高学年、娘が低学年のそれぞれ最後の出場。引率は父母です。
 当日早朝に出発してくることを考えていたのですが、大雨になりそうだったので思いきって前泊にしました。土曜大会の良いところは、直前の宿泊予約でも仙台市内で格安のところが確保できるところですね。会場入りする前に仙台駅のおむすび屋で昼ご飯を調達して、夢メッセへ。仙台市内の10キロって、思ったより時間がかかりますな。

 早起きできたことと「先着200名限定でテーブルマークのパックご飯をプレゼント」という言葉にひかれて8時20分に会場入り。駐車場もポールポジションをゲットです。8時30分から整列開始だったのですが、その時点で入場口付近に10人くらいでしょうか。30分くらい立ち待ちはあっという間ですし、しかも時間より早く受け付けが始まりましたので、全然待たなかった気がします。早く受け付けしたことのメリットとして、写真を撮りやすい席に指定されるんですよ。報道カメラマンさんにとっても撮りやすい位置にいたから、どこかのHPにアップされないかな~。どうかな~。無理かな~。

 なんだかんだで四年目ですからね。会場の雰囲気もだいぶ分かってきましたし、振る舞い方も体に染み込んできたような気がします。もちろん最初に阿久津主税八段、山田久美女流四段、飯野愛女流一級と子どもたちの写真撮影もぬかりありません。だいぶ多くの方に顔を覚えていただいたようで、県を越えて大会で知り合ったお父さんお母さん、さらには飯野先生にも久々の再会でたくさんお話をさせていただきましたし、この大会を含めた多くのJTイベントでお世話になっているスタッフの方々に「いつも来てるね~」と言ってもらえたのはとてもうれしく思いました。さらには詰将棋の「曲者(スタッフさん曰く)」という印象ももってもらえているのは晴れがましいやら恐れ多いやら。

 指定された席に着くと、一人ひとりに木の絵馬が用意されていて、それに目標を書きました。将棋に限ったわけではないようですが、多くの子が将棋の目標を書いていました。息子娘も然りです。しかし、この絵馬が1万枚になるわけですか。年々豪華になりますな。最後の東京大会が終わった後は記念に子どもたちのところに送ってくださるそうです。(わぁ、スタッフの方は大変だ~。)

 10時から開会セレモニー。河北新報社取締役の方のあいさつから、改めて熊本の災害のことに思いをはせ、できることは無いかと考えました。東日本大震災のときは全国から支援をいただき、今回はこれだけのイベントに無料で参加させていただいているので、その分……という思いでイベントの最後に微力ながら盤駒を贈る企画に協力させていただきました。その次は我らが島朗先生のあいさつです。「勝ったこと以上に、勝った負けたではなくがんばったことをほめてあげてほしい。」という言葉、分かっているつもりなのですが、島先生に言ってもらうと本当に心に染みますね。さすが島先生。今回は親も息子娘も将棋を指せることに感謝して楽しむことを目標に参加したので、島先生のお話は親にぴったりでした。

 開会セレモニーの中で「あいさつの練習」をした後で対局開始。この大会では楽しむことを念頭にがんばったと思うので、勝ち負けを越えて充実した内容の将棋を指せたようですし、親の想像を超える力を発揮したことには、ただただビックリです。いろんな意味で理想の相手と真剣勝負ができた時には一気に成長するものなんだなあと感心しました。対戦してくれた棋士さん方にとても感謝です。さらに将棋の魅力が一つ分かったように思います。
 しかししかし、だからこそ一つ残念に感じたことがありました。ブログで不満を語ると炎上する世の常なのを覚悟で言いますが、このテーブルマーク大会は対局する子どもだけが中に入り、保護者をはじめとする観戦者は線の外側で見守ります。息子と娘の将棋をそれぞれ見守っていたとき、近くの席で対局を終えた小学生が息子あるいは娘の対局を見ながらすぐ後ろでああだこうだと話していた場面がありました。さすがに息子の時は内容に我慢できなくて、スタッフさんに声をかけてやめさせてもらいました。この大会は年を重ねるごとに、よりスムーズに運営が行われるよう細部まで細やかな工夫や配慮がされています。この大人数の大会で、決勝トーナメントがあり、同時進行で交流戦が行われ、2つの決勝戦がプロ棋士によって解説され、さらに一流プロ棋士の対局が行われるという他に類を見ない盛りだくさんな大会です。これを時間内に行うには運営スタッフさんの努力と参加者の協力なしには不可能だと思います。プロ棋士の先生からもこの東北大会の子どもたちは特にマナーがよいとほめられたこともあります。このテーブルマーク大会はとてもマナーを大切にしている大会であることが分かりますし、出場する棋士さんたちも、マナーを大事にしてこの大会に臨んでいるのです。たくさんの参加者がいると時間差が生じるのは当然だと思いますし、待っている間、友だちになった子と将棋について話せるのはとても幸せなことだと思います。対局中のマナーだけでなく、観戦のマナーもさらに大事にしてもらいたいものです。

 決勝トーナメントの対戦結果を見ると、様々な大会で活躍している棋士さんが流石の結果だったり、予選でまさかの対戦が組まれることになったり、初めて名前を聞く棋士さんが強豪を撃破したりと、結果を見ただけで手に汗握るような気分になりました。まあ、今大会一番の番狂わせは……だったんだろうな。東北大会出場棋士数は、低学年の部177名、高学年の部231名だということでした。

 今回の詰将棋の3回目は趣向をこらして阿久津八段の「目隠し詰将棋」。阿久津八段の力の一端に感嘆する機会になりました。しかし、娘よ、父の知らないところで何かをやっていて、その存在を阿久津八段に印象付けていたのね……、今日はいろいろびっくりだよ。

 低学年・高学年それぞれの決勝を観戦した後は、JT杯1回戦第1局、佐藤天彦名人対糸谷哲郎前竜王の対局観戦です。相がかりという息子も娘もほとんどならない戦局で、私にはよく分からなかったのですが、息子が仲良くなった棋士さんたちと楽しそうに観戦していたのが良かったように思いました。うん、よかったね。
 対局観戦前後にプレゼント抽選会。ずいぶんたくさんの商品が用意されていたのですが、一家四人、かすりもしません。どんだけ倍率高くなるくらい人が集まったんだよと言いたくなりました。駒消しゴムフルセットとか、駒盤セットとか、当たった人が本当にうらやましいです。

 最後は本日の対局勝利者である佐藤天彦名人と握手をしていただきました。考えてみればアイドルとちがって利き手が純然たる商売道具、しかもこの手で免状の署名もしていくのですから、子どもだけならず来場者全員が握手するって、もっともっと感謝しなければならないことなんだなと思いました。

 これでイベントの一切が終わりになりましたが、わが家はさらに延長戦の様に、表にいらっしゃった飯野愛先生やイベントの手伝いにいらした奨励会三段の棋士さん方と娘が触れ合ったり記念撮影をしたりしていただきました。奨励会三段は世に言う「魔の三段リーグ」を勝ち抜いた人がプロ棋士になれるので、少しでも研究に時間を使いたいところをお手伝いしてくれたのではないでしょうか。娘とのふれあいがつかの間の休息になってくれればと思いましたが、逆効果かな……?そういえば、岩手の雄・小山怜央さんが奨励会編入試験を受けることを先日の新聞で知りましたが、合格した暁にはこういう仕事をなさるのでしょうか?こんな形で偶然の再会ができたらおもしろいなあとふと考えました。この場を使って、編入試験のご活躍を心からお祈り申し上げます。

 途中で夕食を取りながら家に着いたのは午後九時半。大船渡って一関インターを降りてからが遠いのよ~。しかも高速道路の途中でナビの紛らわしい案内でいったん高速を降りてしまったし。(←これ、昨年も同じことをしてしまったのですが……うちだけ?)今回も「いつもブログ楽しみにしています。」と幾人もの方に言っていただいたのを真に受けて、当日中に報告したかったのですが、力尽きました。よって、日をまたいでのアップです。すみません、というより自己満足としての残念無念。本日は休養+旅の片づけ+家の片づけ+車の片づけ+宿題+残務整理にあてがいます。

 わが家的にいつものような反省会にならないで帰ってきましたし、却って子どもたちにとって「これからがんばろう」という英気を養える機会になりました。棋士の先生方、運営スタッフの皆さん、将棋を通して知り合えた皆さまに心より感謝いたします。8月6日の大槌のJTイベントには島先生、山田先生、飯野先生はもちろんですが、スタッフの皆さんとも再会できるのも楽しみにしています。そういえば明日6月27日の午前0時からメールでの受け付けが開始されますね。忘れないように申し込もうっと。
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コメント
この記事へのコメント
No title
スタッフさんや運営サイドにに意見、注文するのは
今後の大会運営に活きると思います。
JTさんは良いものなら早々に取り入れると思います。
2016/06/30(Thu) 03:43 | URL  | 高橋 隆元 #-[ 編集]
ありがとうございます。
高橋様

 コメントありがとうございます。返事が遅れて申し訳ありません。

 JTイベントのスタッフの皆さんには本当によくしてもらっております。メールで連絡しても良いのですが、大槌の時などで「そういえば……」みたいな感じで炉辺談話的に話す機会を伺い、無理だったらメールを考えたいと思います。

 テーブルマーク大会では気づきませんでしたが、もしかしたら登米の棋士さんたちとも対局もしくはニアミスをしていたかもしれません。機会があればぜひまた登米やその近くの大会にも参加できればと思います。よろしくお願いします。
2016/07/01(Fri) 21:32 | URL  | アナグマ姫の父 #-[ 編集]
何となくだが…。
対局を終えた小学生にとっては,

「自分ならこう指したい」という気持ちを
抑えられなかったのでしょうけど…。

対局中はちょっとなあって思いました。
(TVモニターでもあったら違ったでしょうけどね。)

当選するご縁があるかは分からないけど
大槌の将棋フェスタを申込済です。
ご縁がありましたら再会したいですね。

何か山田久美女流四段や飯野愛女流一級と
接点を持ったそうでいいですね。

実は山田久美女流四段とは
過去に会話させて頂いたことがあります。
もし,大槌に行ければ10数年振りに会うので
色々と当時の思い出話もしたいものです。

最近ですが将棋の指導対局はご縁無くて
外れっぱなしですが…。

囲碁まつりの方で林海峰先生と
指導対局をする機会があり
歴史の重さを感じました。
2016/07/09(Sat) 01:50 | URL  | KEN #f3OiWH42[ 編集]
ありがとうございます
KEN様

 コメントいただきありがとうございます。

 件のお子さんのような行為は、別の大会でも見たことはありますが、その後の大会ではそのお子さんのマナーは改善されているのがほとんどです。(もしくはそれ以来会っていないか。やっぱり辞めてしまうのでしょうか。)各々のお師匠様もご指導くださるのだと思います。他所を知っている方によると、それでも東北の小学生棋士のマナーはしっかりしているという話なので、その子たちの今後の成長に期待したいと思います。

 山田先生には初めてお会いしましたが、とてもお優しい素敵な方でした。予習をし忘れたので、帰ってきてから「将棋指し57人の日常」という本で、山田先生の「人生をささげている」といっても過言ではない趣味を知りました。私もそのことに少なからず興味がありますので、再会できた際には話題にできたらと願っております。

 話はずれますが、やっぱり「一期一会」に向けた予習は大切だなとときどき感じます。それが足りなかったばかりに、後から「もっとお話してくれば良かった」と振り返ることもあります。(一昨年に秋田で息子の指導対局をしてくださった永瀬拓矢先生との交流がその最たるものでしょうか。)

 大槌のイベントにいらっしゃる先生方はみなお会いしたことがある(それどころか、ただの将棋ファン一家に対して有り余るふれあいをしてくださる)先生方で、一期一会にとどまらない縁に恵まれていること、それほどまでに岩手に足しげく来てくださる先生方に感謝の気持ちを忘れないようにしたいものです。

 JTイベントをきっかけにご縁ができたKEN様とお会いできるのも楽しみにしております。お気をつけて岩手の方までいらしてください。
 (その前提として、まず当選してほしいなあ……。)
2016/07/09(Sat) 04:59 | URL  | アナグマ姫の父 #-[ 編集]
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